第八幕 大ゲーム

「痛っ——」

剛は自分の部屋で目を覚ました。

「あれ?」

窓の横にあるテレビ、つながれたコードの先、つながれたゲーム機。

あやふやな意識の中で、剛はふと思い出した。

「そうだ……ゲーム。俺は『世界で一つしかないゲーム』をやってたんだ」

剛は歩き回って腕を組み、首を傾げた。はっきりしすぎている吸血鬼に殺された自分の記憶に、ふとテレビ画面を見ると、ちょうど人が公園で一人殺された場面だった。

「どういうことだ?」

剛はただ唖然と立ち尽くしていたが、大きく息を吸い、落ち着こうとした。

「ん? 俺、生きてんじゃん」

不思議な事ばかりの中で、剛はますますわけがわからなくなってしまった。

——え? 君もわからないって?

 じゃぁ、とりあえず今までの事を整理してみよう。

剛がある日、世界で一つしかないゲームを買ってきたのが本当の始まり。

そのゲームは、四人いないとできないゲームで、剛と砂亜羅、それに飛鳥と敦史が集まった。そしたら、このゲームの中に入って行ってしまったわけ。

つまりは、剛は向こう側では死んだ人間、こっちではゲームオーバーなわけ。

だから、後の続きは黙って見てろっていうことなのだ。

「——砂亜羅……」

おっと、続きが始まった。それでは……——。